20年振りにギックリ腰をやりまして・・・
かなり酷くて、一週間位寝たきりでしたが、
その間の唯一のお楽しみが、グラチャンの男子バレーでした。


息子が中学でバレーを始めたことで、全日本の試合を見るようになったので、
グラチャンを見るのは初めてでしたが、マスコミのバレーの扱いって昔からこんな感じだったんですかね?
それとも石柳ブームがすごいことになっているから??

gc2017

結果は全敗、最下位。
ネットを見ると、猛烈なバッシングですね。
日テレの番宣のやり方だったら、普段バレーを全く見てない人は、
日本がグラチャンの優勝候補なのかな?って思っていたんじゃないかな?
グラチャンがどんな大会なのか、そんな話は全く見当たらなかった。


ところでバッシングの中に、全日本男子がチャラチャラしている。
ミスしてもヘラヘラ笑っている。気迫が感じられない。
という声がたくさんあったことが、私としては意外でした。


息子が中学時代、バレー部の顧問に一番怒られていた事といえば、
「笑え!喜べ!」
点を取った時に笑ったり、ガッツポーズでコートをぐるぐる回ったり、
という練習を延々とやらされていました。(それでも笑わない息子)


バレーは『流れのスポーツ』とよく言いますが、
チームに少しでも暗い空気が流れると、あっという間にやられてしまいます。
高校ではそこら辺徹底されていて、本当にみんな元気に声を出して笑顔でお互いを鼓舞しています。(息子もやっと笑うようになった)
笑顔が消えた選手は、すぐさまコートから外されちゃうんではないかな?
それがチャラチャラ、ヘラヘラに見えるのかな?


スポーツですから、負けたらバッシングを受けるのはしょうがない。
卵を投げつけられなかっただけましかもしれない。
見ていて日本の男子バレーに希望を持てる試合では、なかったかもしれない。
課題ばかりが目に付く試合だったかもしれない。
でも、ヘラヘラしていたように見えていたのなら、本当に残念です。


それにしても、テレビの解説は本当に酷かったと思います。
バレーの面白さを不特定多数の視聴者に伝える気のない、誤解させて混乱させるばかりの解説。
外国人選手は大きいから強い、としか印象付けられない解説は必要なのかな?


そして最も残念なこと、言葉の重みを知らない監督のインタビュー。
スター選手だった時には、いくら薄っぺらいことを言っても許されたかもしれないけれど、
日の丸を背負った全日本監督の今、言葉一つ一つが足元をすくいかねないという自覚はあるのか?
放った言葉は取り消せないですから。
監督は、自分のインタビューの録音をおこして、読んで、自分がどんなに矛盾したことを言っているか、聞く人を不快にさせる表現をしているか、言葉のチョイスが間違っていないか、
客観的に分析したほうがいいです。
監督を続けるうえでも、今後の人生においても、絶対やったほうがいいと思うぞ。


それにしても、バレーをやっている子を持つ親としては、何とも後味の悪い大会でした。
息子の高校の先輩も出ていたので、もっと希望を持てる試合を見たかった。
選手がどうこうではなく、バレーボール協会や監督や解説やマスコミに対してモヤモヤする大会でした。
現在、体育祭も文化祭も修学旅行もなく、寮に入ってバレー漬けの息子。
たぶんこのまま大学でもバレーをすることになると思うけど、
その先は他に目を向けたほうがいいかもな~と考えてしまいました。
まあ、実力的に大学止まりになるんでしょうが。